転職・就職 PR

未経験からのエンジニア転職で書類選考で落ちまくる人の特徴と見直すべき項目!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

エンジニアへの転職を目指している方の指導をしていると、たまにこんな質問をもらうことがあります。

未経験からエンジニア転職をするために頑張って3ヶ月かけてポートフォリオを完成させました。これでやっと本格的にエンジニア転職活動が始められると思い、転職サイト経由で30社近い企業に応募をしました。しかしまさかの書類選考で全滅してしまい、一次面接にすら進むことが出来ませんでした。書類選考を通過するコツがもしあれば教えて下さい。

そこで今回の記事ではこんな悩みに答えていきます。

本記事の内容

  • 書類選考は提出した書類で結果が決まる
  • エンジニア採用の選考で書類選考を通過出来ない人の特徴
  • 書類選考を通過するためのコツ

未経験での書類選考の通過率は低い

エンジニアは求人がたくさんあるからと言って、ポートフォリオさえ作れば簡単に内定がもらえる様なやさしい世界ではありません。

いざ転職活動を始めてみると分かるのですが、未経験からエンジニアを目指す方の書類選考の通過率は1割程度です。

エンジニア採用 - 書類選考通過率

これは例えば30社ぐらいの企業に応募をしても、3社通るか通らないぐらいの割合になります。

重要なのでもう一度いいますが、これは「内定」ではなく「書類選考」が通る割合です。

書類選考が通らないと、当然ですが面接に挑むことも出来ず内定を得ることも到底出来ません。

ここまでの内容をみて絶望する方もいるかもしれませんが、この書類選考の通過率は職務経歴書の内容を改善すれば上げることが可能です。

本記事の最後には書類選考で抑えておくべきポイントをチェックリスト形式で記載したので、職務経歴書を書く際には活用してみてください。

提出した書類の内容で書類選考の結果は決まる

アピールは面接からではなく書類選考で既に始まっている

職務経歴書は一般的に下記の様なフォーマットで記載することが多いと思います。

職務経歴書に記入する内容

  • 職務要約
  • 在籍期間
  • 担当した業務内容
  • 所持スキル一覧・資格
  • 自己PR

このフォーマットで書いていくと、前職(または現職)の内容が中心の書類が完成します。

言い換えると技術的な、エンジニアとしてのアピールはほぼ0の書類の完成です。

書類選考は当然ながら、提出した書類の内容で結果が決まります。

そしてこれはエンジニア採用の選考フローなので技術的要素が無い書類を提出しても、採用担当の目に止まりづらく、あなたと実際に話してみたいと思ってもらうのは難しいでしょう。

アピールは面接からではなく書類選考から既に始まっている、と言う事を意識しながら職務経歴書を書くようにしましょう。

エンジニアの書類選考で落ちる人の特徴

過去の業務内容を詳細に書くのも大事だけど、やっぱり技術的アピール。

提出した書類の中に技術的要素が殆ど無いと、書類選考で落ちる可能性は格段と上がります。

もし仮にあなたがエンジニア採用担当だった場合、あなたの元に下記の2名の書類が送られてきたら、どちらに興味を惹かれますか?

Aさん:技術的要素はほぼ0だけど前職の事務作業の内容は詳細に書きました。
Bさん:前職での職務内容はもちろん、独学やスクールで学んだ内容も職務経歴書に盛り込んでみました。

 

Aさんの方が前職の内容を詳細に書かれていたとしても、恐らくBさんの方に興味が惹かれる方が多いと思います。

ここが今回の重要ポイントです。

エンジニアの書類選考で落ちる人の大半は職務経歴書に技術的な内容が殆ど書かれていません。

エンジニアの実務が未経験だと致し方無いと思うかもしれませんが、書類選考を通過するためにも出来る限り技術的なアピールを記載するようにしましょう。

エンジニア採用の書類選考を通過するためのコツ

職務経歴書には必ず独学やスクールでの学習内容も記載するべき

ここまでで職務経歴書には技術的な内容を加えてしっかりとアピールをするべきというのをお伝えしてきました。

これを見た方は…

「スキル一覧・資格」のところに、ポートフォリオで使った技術を羅列してアピールをしよう!

と考えるかもしれませんが、これではまだアピールが弱いです。

闇雲に技術内容を入れるのではなく、上手く職務経歴書に盛り込んで行くようにしましょう。

あくまで一例ですが、下記のように「職務経歴」と同じ並びで「学習期間」と言うのを記載すると、採用担当の方もわかりやすいと思います。

上記のフォーマットが嫌だという方は、自己PRの項目で技術的な内容を多く含めるようにするのもありです。

これが正解というフォーマットは特に無いので、採用担当の方にアピールをしたい内容が伝わりやすいと思ったフォーマットで書くようにしましょう。

職務経歴書に書き加えるべき内容

  1. 独学、またはスクールでの学習期間
  2. 何を学んだか、作成したポートフォリオがあればそのURL

見てもらえる様に工夫をする

実は頑張って作ったポートフォリオは殆ど見てもらえていない

採用担当の方はポートフォリオをしっかりとは見ていない

頑張って作成したポートフォリオのURLを書類に記載しても、実は採用担当の方はポートフォリオを殆ど見てくれていません。

採用担当がポートフォリオをしっかりと見ない理由

  • ポートフォリオの機能は似通っていることが多い
    • ログイン機能、基本的なCRUD、画像アップロード…など
  • ポートフォリオだけだと技術力を見極めにくい
  • 見るのが手間・どの様に操作するべきかわからない
    • 面接官は基本画面を開くだけで、新規会員登録とかは行わない
    • ログインしないと見れない機能は基本見てもらえていないと思ったほうが良い

1つ目に関してはすぐに改善するのが難しい部分であり、2つ目に関しても採用される側の人間がなかなかどうこう出来る問題でもありません。

そこで3つ目の「見るのが手間」というところを改善出来るように工夫をするのが良いです。

すぐに出来る!ポートフォリオを見てもらうための工夫

採用担当の方の手間を減らしつつ、ポートフォリオの内容を知ってもらおう。

ポートフォリオを見てもらうための工夫

  • ゲスト用のログインアカウントを作成する
    • 新規登録せずに見れるだけでも、見てもらえる可能性が上がる
    • ログイン画面にゲストログインに必要な情報を記載する
  • ポートフォリオに含まれる機能が分かるような動画を作成する
    • 実際にあなたがポートフォリオを操作したものを動画にする
  • herokuを使っている場合は初回アクセスまで1分程度かかることを注記する

 

ゲストアカウントの作成

ログインをしないと見れない・使えない機能が盛り込まれたポートフォリオであればゲストログインアカウントの作成は必須です。

ゲスト用のアカウントを予め作成しておき、ログインに必要な情報をログイン画面に掲載して採用担当の方がログインしやすい状態にしておきましょう。

ポートフォリオの概要が分かる動画を作成する

採用担当の方が、あなたが作成した機能を満遍なく見てくれるとは限りません。

そこであなたが実際にポートフォリオを操作している画面を30秒〜1分ぐらい録画して、動画として共有するのもありです。

MacとWindows(10以降)には標準でスクリーンの録画機能が搭載されているので、録画の際にはそれらを活用すると良いでしょう。

画面の録画方法

また動画のアップロード先としてはYoutubeで、「限定公開」にしておくのがおすすめです。

限定公開にしておくと、YoutubeやGoogleの検索にはヒットせず、動画のURLを知っている人のみがアクセス出来る状態を作ることが出来ます。

動画のアップロードが完了したら、後はそのURLを職務経歴書に掲載しましょう。

動画が長いと最後まで見てもらえない可能性が上がり本末転倒なので、長くても2分程度に収まるように意識しましょう。

heroku利用時の注意点

herokuは無料でAWSよりも簡単にネットに公開出来ることから、ポートフォリオのデプロイ先として非常に人気が高いです。

しかしこのherokuの無料プランは、30分間アクセスが無いとスリープモードに入ります。

dyno 時間を節約するため、30 分間何も操作が行われないと、無料アプリケーションは自動的にスリープモードに切り替わります

引用: Heroku無料プラン

スリープモードに入ったアプリケーションは、再度アクセスが来たタイミングで起動されますが、画面が表示されるまでに数十秒〜1分程度の時間を要します。

恐らくエンジニア採用担当の方であれば、herokuの無料プランはスリープしていた場合にアクセスに時間がかかるというのは把握していると思いますが、補足して記載しておくとより丁寧です。

書類選考で提出する書類の見直しチェックリスト

最後に職務経歴書をより良いものにするために、今回の記事の内容をベースに作成したチェックリストを紹介します。

職務経歴書の内容を改善して書類選考の通過率を上げるために活用してもらえればと思います。

エンジニアの職務経歴書のチェックリスト

  • 誤字・脱字のチェック
  • 自己PRが前職や現職のエンジニアに関係ない内容だけになっていないか
  • 独学・スクールでの学習内容を記載したか
  • ポートフォリオのURL、GithubのURLは記載したか
  • ポートフォリオで活用した言語や技術をスキル一覧に記載したか
  • ゲストアカウントを作成してログイン画面に情報を記載したか
  • herokuを使っている場合は、初回アクセス時に時間がかかることを記載したか
未経験からWebエンジニアに転職を目指す人が作るべきポートフォリオや勉強方法を解説!
未経験からWebエンジニアに転職を目指す人が作るべきポートフォリオや勉強方法を解説! 未経験からWebエンジニアって本当になれるの?どんなポートフォリオを作ればいいか分からない! 今回の記事ではこんな疑問や悩み...
ABOUT ME
himakuro
新卒で入社したブラック企業から脱出して超ホワイトな会社に転職。エンジニア歴は7年で普段はウェブサービス作ったりブログを書いたり、MENTAで未経験者の方にプログラミングを指導しています。
PR
RUNTEQ(ランテック)|超実戦型エンジニア育成スクール