Progateの学習コースと道場が理解出来るようになったら次は何をやるべき?
今回の記事ではこんな疑問に答えていきます。
- Progateだけではエンジニアになれない
- 足りない要素の解説
- Progateの次のステップを紹介
こんにちは、himakuro(@himanakuroneko)です!
Progateはプログラミング初心者でも楽しく、実際にコードを書きながら学習出来る素晴らしいサービスです。
ここ数年で「プログラミングを学習するならまずはProgateから」と言う認識が広まるほどProgateの需要も高まってきています。
しかし残念な事にProgateだけをやり続けても、エンジニアとして働くために必要な知識を十分に得ることが出来ません。
そこで今回の記事ではProgateでの学習の後にやるべき事をいくつか紹介し、最後にはエンジニア歴7年の僕がおすすめする学習方法を紹介して行きます。
Progateに慣れてきたなと感じたら、今回紹介する学習方法に取り組んで更なる技術力のレベルアップを狙ってみてください。
Progateは初学者の強い味方
Progateはご存知の通り、様々なプログラミング言語を実際にコードを書きながら学ぶことが出来るサービスです。
会員登録さえしてしまえばハイスペックなパソコンも、面倒な環境構築も一切不要ですぐにコードが書けるのが魅力の1つです。
また無料プランでも多数のレッスンを受講する事が可能なので、プログラミングの楽しさを体感するのにも最適のサービスと言えます。
Progateだけではエンジニアにはなれない
Progateはプログラミングに入門するためのサービスとしては最適と言えるでしょう。
しかしProgateはコードの書き方を学ぶのに特化されているため、1つのウェブサービスを作り上げるために必要な知識を網羅出来ていません。
- 環境構築
- コードやテーブルの設計
- サービスの公開方法(デプロイ)…など
環境構築
Progateでは会員登録をしたらすぐにコードの書き方を学べるというメリットがある反面、環境構築の方法は全く学ぶことが出来ません。
Progateの学習に慣れてくると
コードを書くのも慣れてきたし何か自分でサービス作ってみたいな
と考える人も多いと思います。
しかし始めの一歩とも言える、環境構築の方法を学んでいないのでいきなり躓いてしまう可能性大です。
設計なにそれ状態
プログラミングはついついコードを書くのに夢中になってしまいますが、設計の良し悪しでそのサービスの品質が決まるといっても過言ではありません。
エンジニアの世界には「設計8割、実装2割」という言葉もあるほどです。
しかしProgateではこの設計部分に関してはほぼノータッチです。
Progateダメじゃん
と思うかもしれませんが、設計は現役のエンジニアの方でも悩むことが多いほど奥が深いので、初学者にいきなり教えるのにはハードルが高すぎると判断したのだと思います。
とは言え設計を知らないままコードを書くと、変更に弱いガタガタな状態になってしまい、最悪のケースで不具合だらけの欠陥サービスが出来上がってしまいます。
こうならないためにも、何らかの方法で設計に関する知識を養う必要はあるということになります。
サービスを作っても世に公開出来ない
個人でサービスを開発すると必ず必要になってくるのか公開(デプロイ)作業です。
これを行わないとどんなに良いサービスを作ってもネット上に公開することが出来ません。
しかしProgateはコードを書いてプログラミング言語を学ぶスタイルなので、サービスを公開するのに必要なデプロイに関するレッスンは1つもありません。
Progateの次にやるべき事とは
プログラミング初心者はProgateからやるべきというのは割とどこのブログやサイトにも書いてある内容です。
そのため一番最初に何をしたらいいんだろう?と迷う方は比較的少ないと思います。
しかし問題はProgateの次のステップです
- 模写
- ドットインストール、Udemy(動画学習)
- 個人開発(ポートフォリオ)
- プログラミングスクール
- インターン
上記の例は「Progateの次のステップ」でGoogle検索して出てくる内容をピックアップしたものになります。
これらの内容はどれも技術力アップという観点だと間違ってはいない内容です。
ただどれも「おすすめだよ!」と言ってしまうと
結局どれからやればいいの!
と言う状態になってしまい、次の一歩が定まらない人も多いと思うので、次の項目ではエンジニア歴7年の僕なりの回答を紹介します。
目的と手段を混同させない
先に結論から言うとProgateの次のステップとしては「ポートフォリオを作る」です。
- 技術力の向上が狙える
- 環境構築からデプロイまで全て学べる
- アウトプットを目に見える形で残せる
- 転職活動・面接時の武器になる
- 作って損はない
恐らくあなたがProgateの次のステップを探しているのは、プログラミング能力を上げたいと言うよりは、プログラミングを使って何かをしたいと言う目的があるからだと思います。
- 自分で作ったアプリやサービスをネット上に公開したい
- エンジニアとして転職したい
- フリーランスとして稼げるようになりたい
これらの目的に対して最短距離で目指していけるのがポートフォリオの作成です。
模写・書籍・動画学習を次のステップとして定めてしまうのは悪いことではありません。
しかし模写をするにしても、書籍や動画で学習するにしても、何が出来るようになるために学習をするのかという目的が無いと時間を浪費してしまう恐れがあります。
一方ポートフォリオを作る場合はゴールも定めやすく、1つのサービスを作り上げるのに必要な情報をネット、書籍、動画から掻い摘む形で学習して行くことが出来ます。
更にポートフォリオがあればエンジニアになるための転職活動や、フリーランスでの案件受注の際にも武器になります。
技術力の向上も狙えて、目的を達成するための材料にもなりうるポートフォリオを作らない手はありませんね。
もしポートフォリオの作り方や題材が思いつかない!という方は、ポートフォリオを初めて作る方が疑問に思いそうなポイントを下記の記事にまとめてあるので、参考にしてみてください。
プログラミングスクールは次のステップとしては微妙?
Progateが終わったらプログラミングスクールに通い始めるのはあり?
プログラミング学習中の方からこのような質問をよく頂きます。
こちらの質問の回答としては、「一概には言えないが、選択肢の1つとしてはアリ」になります。
歯切れの悪い回答になってしまい申し訳ないですが、プログラミングスクールは数十万の授業料がかかる上に、相性があります。
そのため全ての人がProgateで学習した後にプログラミングスクールに通うべきとは言えないのです。
下記の記事ではどの様な人がプログラミングスクールでお金を無駄にしてしまうかをまとめているので、プログラミングスクールを検討されている方は参考にしてみてください。
あなたにとって最適の学習方法を見極めることがエンジニアになるための最短距離です。
周りの人が通っているから通うのではなく、あなたにとって良い学習方法となりうるかで取捨選択をしていきましょう。