社内SEって給料高くて残業も少ないんだ!これなら僕でも長く働けそう!
それはどうかな…?
社内SEはたしかにホワイトなところが多く専門職なので他の職種の平均年収と比較しても高めです。
更にデスクワークなので過度な運動は不要で、社内向けなので外部とのめんどくさい会議もほぼありません。
これだけ見ると夢のような職種だと思うかもしれません。
でも実際は良い事ばかりではありません。
今回の記事では社内SEって意外と続けるのが難しくてデメリットも多いんだよっていう話をしていきます。
社内SEの業務内容
社内SEの業務内容は名前の通り、社内のシステムを開発するのがメインとなります。
開発するシステムの内容は業務改善からタスク管理ツール、分析ツールなど様々です。
社内SEのメリットとして、要件定義、設計、開発、テスト、運用の全てを社内で行うので、サービス開発の一連の流れを経験出来るというのもあります。
受諾開発している企業のエンジニアだと、要件定義には携われなくて作ったら終わりな事が多いよ!
実は社内SEは成長が難しい
1ヶ月ほど前にこんな記事を書きました。
この記事では社内SEは期限にルーズになるし、あまり頑張らなくても何とかなる事が多いし自ら動ける人じゃないと成長が難しいよという内容を書きました。
今回は上記の記事とは少し視点を変えてモチベを高く維持しながら働くのが難しいよという点を軸に話して行きます。
社内SEはやりがいがない…と感じるかも
冒頭でも述べたように社内SEはホワイトで年収も高めです。
しかしやりがいを感じられずにやめてしまう人も少なくありません。
利用者が少ない
つい最近noteというサービスが月間アクティブユーザー(MAU)が2,000万人突破したという記事が公開されました。
約8ヶ月と言う短期間で1,000万人から2,000万人にまで増加して急成長を遂げています。
外部に向けたサービスだからと言ってここまで伸びるものは数少ないです。
しかし社内向けサービスは
「利用者の最大数=社員の人数」
の式がほぼ成り立ってしまうので、どう頑張っても多くの人に利用してもらうことが出来ません。
せっかく苦労してシステムを作るなら多くの人に利用してもらいたいですよね。
社内SEだとこの願望は叶わないケースが多いので、こういう想いを抱いて社内SEになってしまった方は長く続けることは難しいでしょう。
負荷とはほぼ無縁
出来るエンジニアになるためにはサーバーやデータベースの負荷を考慮して開発を進める必要があります。
しかし利用者が少ない社内システムは、少し言い方が悪いですが負荷を全く考えていない素人が作っても動いてしまいます。
負荷対策を行っても実際にそれがどれだけ効果があったのかも分からずやりがいも感じることが出来ません。
多くのトラフィック・クエリを捌くような環境に身を置きたいと言う方は社内SEは向いていないし、つまらないと感じてしまうと思います。
改善しても、バグを出しても気づかれない
ぶっちゃけますが社内システムは、処理の改善を行って画面表示が速くなっても気づいてもらえません。更にバグを出したとしても軽微であれば気づかれません。
利用者が少ないですからね。
もちろん全ての企業の社内システムが上記に当てはまるわけではありません。
しかしこういう職場もあるということを頭の片隅に入れておきましょう。
バグを出しても気づかれないのは嬉しさよりも哀しさの方が強いよ…
どのような心持ちで働くのがベストか
社内SEはやりがいを感じるのが難しく、人によっては何のために働いているかわからなくなり、うつ病になってしまう人もいるようです。
僕は最近社内SEに転職しましたが、残業もほぼ無くて、雰囲気も良く、年収もそれなりにもらうことが出来ています。
しかし今回書いた様な内容がいくつか当てはまっていて、やりがいを感じられずにモチベを高く維持するのが困難な状態でした。
転職したばかりなのに流石にこれはまずい…
この悩みを解決するために、僕は自分が開発している社内システムは、自分の技術力を高めるための「学習ツール」だと思い込むことにしました。
何言ってるんだ…
と思われるかもしれませんが、これが意外と上手く行っていて最近は少しモチベが戻ってきました。
最新の技術を勉強して試せてお金も貰える。
利用者も0ではないのでリリースすれば無償でデバッグしてくれる人もいる。
仕事だから遊びじゃないんだよみたいな声も聞こえてきそうですが、他の部署から来た要望の実装はもちろん、開発に妥協はしないようにしているのでクオリティはそれなりに担保出来ていると思います。
要はやることは今までと変わらず、気持ちだけを切り替えました。
もし社内SEになったけどモチベが上がらないと言う方は、僕のように自分のための「学習ツール」だと思いながら実装をするとまた少し変わるかもしれません。
どうしても社内SEにやりがいを感じれない場合
社内SEが向いているかどうかは人それぞれです。
気持ちはそう簡単に切り替えられないので、モチベを上げることが出来ずに辞めたくなる人もいると思います。
そんな時は思い切って転職をしたほうが良いです。
日本ではまだまだ転職を良く思わない業界も多いですが、IT業界は転職に悪い印象があまり無い、数少ない業界です。
20代であれば積極的にポテンシャル採用している企業も多く、マイナビジョブ20’sの様な20代に特化している転職エージェントすら存在します。
環境が合わないのであれば無理にそれに合わせようとせず転職して、充実した生活を送れるようにしましょう。
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エージェントは無数にあるけど、有名所はコネクションも広いので登録しておいて損は無いよ!
人生は一度きり
社内SEはホワイトで年収も高めで、緊迫した環境にはなりにくいので楽しく働くことは出来るかもしれません。
しかし業務に対してモチベ高く働けるかというと必ずしもそうとは限りません。
気持ちを切り替えてモチベを上げるという手段はありますが、それでもダメな場合は社内SEが自分に取っての天職なのかを改めて吟味して見る必要があると思います。
人生は一度きりです
この記事を読んで自分のキャリアを少しでも見直したいと思ったのであれば、下記のサイトでどんな企業が存在するかを確認し、今後のキャリアプランを改めて考えることをおすすめします。
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