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【2019年版】Macにnodebrewを使ってnodeをインストールし、npmコマンドを使えるようにしてみた

node-install-guide
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今回の記事では、Macにnodebrewを使いNode.jsをインストールしnpmコマンドを使えるようにする方法を紹介します。

最後にはnodeを使って「Hello world」も実装してみます。

初心者でもわかりやすいように実際のコマンドと結果も載せているので参考にしてみてください

npmとは

npmコマンドを使えるようにする前に軽くnpmコマンドの概要を解説します。

npmとは「Node Package Manager」の略でNode.jsのパッケージを管理するためのツールです。

package.jsonというファイルで各パッケージのバージョン情報も含め管理する事が可能です。

パッケージの例

  • async (非同期通信)
  • socket.io(Websocket)
  • Vue.js
  • React
  • Bootstrap
  • Vuetify
  • Eslint

パッケージの種類は膨大でここでは紹介しきれないほどの種類があり、大抵のパッケージはこのnpmコマンドを使ってインストールが可能です。

またこのパッケージ管理ツールは他の言語にも存在し、RubyではGemfile、GolangではGopkgがその役割を担っています。

homebrewのインストール

homebrewがMacにインストールされていない方は、下記の記事を参考にインストールを行ってください

macOSにHomebrewをインストール

nodebrewのインストール

https://himakuro.com/wp-content/uploads/2018/12/himakuro-plain-reverse.png

homebrewを使ってnodebrewをインストールしていこう!

Node.jsをインストールする際にはnodebrewというツールを使うのがおすすめです。

nodebrewとはNode.jsのバージョンを管理するためのツールで、インストール済みのNode.jsのバージョンを簡単に切り替えることが出来ます。

1つのプロダクトを開発する上ではあまり恩恵がありませんが、複数のプロダクトを担当し、それぞれでNode.jsのバージョンが異なっていた時に真の力を発揮します。

homebrewを使ってnodebrewをインストールするのはとても簡単で、下記の様にbrew install nodebrewと、入力するだけです。

Console


$ brew install nodebrew
Updating Homebrew...
==> Downloading https://github.com/hokaccha/nodebrew/archive/v1.0.1.tar.gz
==> Downloading from https://codeload.github.com/hokaccha/nodebrew/tar.gz/v1.0.1
######################################################################## 100.0%
==> Caveats
You need to manually run setup_dirs to create directories required by nodebrew:
  /usr/local/opt/nodebrew/bin/nodebrew setup_dirs

Add path:
  export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH

To use Homebrew's directories rather than ~/.nodebrew add to your profile:
  export NODEBREW_ROOT=/usr/local/var/nodebrew

Bash completion has been installed to:
  /usr/local/etc/bash_completion.d

zsh completions have been installed to:
  /usr/local/share/zsh/site-functions
==> Summary
🍺  /usr/local/Cellar/nodebrew/1.0.1: 8 files, 38.6KB, built in 5 seconds
https://himakuro.com/wp-content/uploads/2018/12/himakuro-happy-reverse.png

🍺が出てくればインストール完了だよ!

nodebrewのSetupを実行してPathを追加する

nodebrewを使えるようにするために下記のコマンドを実行します

setupを実行

Console


$ nodebrew setup
Fetching nodebrew...
Installed nodebrew in $HOME/.nodebrew

========================================
Export a path to nodebrew:

export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH
========================================
https://himakuro.com/wp-content/uploads/2018/12/himakuro-plain-reverse.png

実行後はホームディレクトリ配下に.nodebrewというディレクトリが作成されるよ

.bash_profileにnodebrewのPATHを追加する

viコマンドで.bash_profileを開く

Console


$ vi ~/.bash_profile

.bash_profileにsetupの最後に出てきた行を追加する

export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH

sourceコマンドで反映

.bash_profileの編集が終わったらsourceコマンドを実行して反映を行います

Console


$ source ~/.bash_profile

pathが通っていることとバージョンの確認

Console


# どこにあるnodebrewを見てるか確認
$ which nodebrew
/Users/himakuro/.nodebrew/current/bin/nodebrew

$ バージョンの確認
$ nodebrew --version
nodebrew 1.0.1

Node.jsのインストール

nodebrewのインストールが終わったらいよいよ本命のNode.jsをインストールしていきます。

インストール出来るNode.jsのバージョン確認

(実際はもっと大量のバージョンが表示されます)

Console


$ nodebrew ls-remote
v11.0.0   v11.1.0   v11.2.0   v11.3.0   v11.4.0   v11.5.0   v11.6.0   v11.7.0
v11.8.0   v11.9.0   v11.10.0  v11.10.1  v11.11.0  v11.12.0  v11.13.0  v11.14.0
v11.15.0

v12.0.0   v12.1.0   v12.2.0   v12.3.0   v12.3.1   v12.4.0   v12.5.0   v12.6.0
v12.7.0

安定版の最新をインストール

Console


$ nodebrew install-binary stable
Fetching: https://nodejs.org/dist/v12.7.0/node-v12.7.0-darwin-x64.tar.gz
######################################################################## 100.0%
Installed successfully
https://himakuro.com/wp-content/uploads/2018/12/himakuro-plain-reverse.png

本当の最新版をインストールしたい時は末尾のstableをlatestに変更するとインストール出来るよ

バージョンを指定してインストールしたい場合 (v10.15.3の場合)

Console


$ nodebrew install v10.15.3

バージョンの切替方法

Console


$ nodebrew use v10.15.3

インストールされたNode.jsのバージョンの確認方法

Console


# インストール済みのバージョン一覧と、現在アクティブになっているバージョンの確認が可能
$ nodebrew list
v10.15.3
current: v10.15.3

# nodeコマンドでも確認が可能
$ node --version
v10.15.3

npmコマンドが有効になっているかの確認

Node.jsが正常にインストールされるとnpmコマンドが利用出来るようになります。

コマンドが使えるかを確認するためにはバージョン確認コマンドを実行すると良いです。

Console


$ npm --version
6.9.0

Node.jsでHello worldを書いてみる

https://himakuro.com/wp-content/uploads/2018/12/himakuro-plain-reverse.png

最後にNodeを使ってHello worldを書いてみよう。

Node.jsでHello Worldを実装するには大きく分けて2パターンあります

REPLを使う

Node.jsにはREPL(対話インタプリタ)が搭載されています。

これを使うことで下記のようにターミナル上でコマンドを実行することが出来ます

Console


$ node
> console.log('Hello, World')
Hello, World
undefined
> .exit
https://himakuro.com/wp-content/uploads/2018/12/himakuro-plain-reverse.png

REPLを終了したい時は「.exit」と入力しよう!
最初の「.」は忘れやすいから気をつけてね!

Nodeコマンドを使う

2パターン目は.jsファイルを作成しnodeコマンドで実行するパターンです。

基本的にはこちらのパターンをよく使う事になると思います。

main.jsを作成しconsole.logの記述を書く

main.js


console.log('Hello, World')

Nodeコマンドを使いmain.jsを実行

main.js


$ node main.js
Hello, World
https://himakuro.com/wp-content/uploads/2018/12/himakuro-happy-reverse.png

これでNode.jsのインストールとコマンドの使い方は終わりだよ!
おつかれさま!

まとめ

今回の記事ではnodebrewを使ってNode.jsをインストールし、npmコマンドを使えるようにするところまで行いました。

nodebrewを使ってNode.jsをインストールすることで、簡単にバージョンの切り替えが可能になります。Node.jsをインストールする際には是非nodebrewを使ってみてください。

ABOUT ME
himakuro
新卒で入社したブラック企業から脱出して超ホワイトな会社に転職。エンジニア歴は7年で普段はウェブサービス作ったりブログを書いたり、MENTAで未経験者の方にプログラミングを指導しています。
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